
今年も、終わりました。いや、本当に終わるのか、最後まで分かりませんでした。
第8回マイクラカップの作品応募は、2026年9月7日17時。沖縄マイクラ部からは4チームが挑戦し、全チームが提出までたどり着きました。公式の要項は マイクラカップ大会について が正です。
安堵は、あります。きれいな完成写真だけで終わる話では、ありません。締切直前まで、現場はドタバタでした。ワールドの一部が、操作の一歩で崩れる。締切を先だと勘違いして、担当が空いていることに前日気づく。時間が足りない。それでも、子どもたちは「誰が悪い」で止まりませんでした。「どうする?」へ動いた。今日はその舞台裏を、活動レポートとして残します。
保護者の方に先に言っておきたいことがあります。失敗した子を笑いものにする記事ではありません。チーム制作だからこそ起きるトラブルと、そこからどう立て直したかの記録です。主役は、子どもたちです。
今年は、沖縄マイクラ部から4チームが挑戦した
学年も、経験も、揃っていません。教育版マインクラフト(マイクラ)に慣れた子もいれば、今年からチームに入った子もいます。小学生の低学年から、中学生まで。建築が得意な子、MakeCode(メイクコード)で動きを付けたい子、看板の文を考える子。席は、人によって違います。
マインクラフト(マイクラ)のワールドは、一人で黙々と積む場所にもなります。マイクラカップは、そこへ締切と、テーマと、仲間が乗ってくる。探究学習の型に近いです。調べる。課題を置く。仕組みとして表現する。説明する。Minecraft Education の画面は実験場で、本番は提出物の束です。
4チームそれぞれに、テーマの読み方と、街区の温度がありました。完成度を並べて順位を付ける話は、今日の主題ではありません。同じ締切に、4本の作品が届いた、という事実です。沖縄のプログラミング教室として、毎年いちばん緊張するのは、建築の上手さより、提出の朝なんですよね。
締切直前、まさかのトラブル
緊張は、締切の数日前から机の上にあります。付箋、スクリーンショット、提出チェックリスト。キーボードの音が、いつもより短い。会話が、増える。
あるチームでは、低学年の子が操作を間違え、制作中のワールドの一部が壊れました。共同で入っているワールドでは、一歩が全体に効きます。バックアップの取り方、誰がどこを触るか、声のかけ方。低学年だから起きた、で済ませると、学びが止まります。操作を覚えている途中の子が、本番の空間にいる。それが、チーム制作の現実です。壊れた瞬間、空気が止まりました。責める声を出すのは、簡単です。出さない方が、難しい。
別の場面では、締切がまだ先だと勘違いしていたメンバーがいました。その子の担当箇所が、未完成のまま残っている。締切前日に判明しました。カレンダーの読み違えは、大人の現場でも起きます。私も、提出物の日付を一日ずらして冷や汗をかいたことがあります。子どもだけが雑、という話ではありません。チームの中で、締切の共有が一度抜けた。その抜けが、前日に表面化した、ということです。
時間が足りない、は、そのあとに来ます。壊れた場所を直す。空いている担当を埋める。説明文と、提出手順も残っている。全部を一人で抱えると、夜が終わりません。ここからが、本題です。
「誰が悪い?」ではなく「どうする?」
ここが、今回いちばん残したいところです。
失敗した子が悪い、という空気は、出ませんでした。出しかけた瞬間も、ゼロだったとは言いません。私が先に言ったのは、「いま、残っている作業は何か」です。誰のせい、より先に、何が未完了か。洗い出すと、分担できます。責めると、手が止まります。
メンバーで残作業を出しました。壊れた範囲。未完成の担当。提出に必要な文と画像。できる子が、空いている場所へ入る。分からないことは、隣に聞く。役割を、子どもたち同士で決め直した。私が全部直して、きれいなワールドを返す、というやり方は取りませんでした。手を出したくなるんですよね。締切は待ってくれない。でも、先生が完成させると、提出できた事実だけが残る。立て直した経験が、残らない。
プログラミング教育も、デジタルものづくりも、探究学習も、順調に完成させることだけが目的ではない、とクロスウェーブでは考えています。予定通りにいかない。壊れる。間に合わない。意見が合わない。その経験も含めて、学びです。ITの現場でも、障害は起きます。起きたあと、誰を責める会議にするか、残作業の会議にするか。後者の方が、次の障害に強い。子どもたちの机でも、同じでした。
低学年の子は、壊したあとに黙りがちです。黙った子を、さらに黙らせない。直す作業の一部を、その子の手に戻す。全部を取り上げると、「自分は邪魔だった」だけが残る。担当が空いていた子も、昨日の自分を責めやすい。責める席を、チームが先に占領しない。空いている場所を、一緒に埋める。それが、責任感の入口です。一人で全部背負うことと、責任は、違います。
夜遅くまで続いた、最後の追い込み
最後の時間は、教室とオンラインが混ざっていました。画面共有。短い声。直した場所を、もう一度歩く。Discordの通知が続く夜は、毎年ちょっと胃が重い。保護者の方の家でも、同じ胃の重さがあったと思います。「あと5分」が、何度も伸びる。ありますよね。人類共通のバグに近いです。
ただし、延長の中身が、ゲームの続きだけだと、提出は危うい。この夜の延長は、残作業の消化でした。壊れた街区の穴を埋める子。看板の文を短くする子。提出画面の項目を、声に出して確認する子。先生が横で正解を配らない。相談が止まったときだけ、問いを返す。「今、いちばん危ないのはどれ?」それだけで、手が戻ることが多いです。
夜遅くまで、は美談にしない方がいい。睡眠は、翌日の提出ミスを減らします。今年は、間に合わせるために夜へ食い込んだ。理想のスケジュールではありません。それでも、子どもたちが自分たちで役割を持ち直した夜だった、とは言えます。ドタバタです。これも、マイクラカップです。
全4チーム、提出完了
提出が通った瞬間は、派手な拍手より、息を吐く音の方が先でした。全4チーム、作品提出を完了しました。安堵はあります。達成の花火、ではない。届いた、です。完璧ではない。届いた。プロジェクトの現場でいう出荷できる形に、近い。
完成度を、今ここで採点しません。審査は、これからだからです。予選審査は9月12日から13日、通過発表は9月18日、という流れで進みます。最新は主催の公式を見てください。通過すれば、紹介動画とスピーチ資料が新たに要る。提出できたことがゴールではない。ここから、審査と振り返りです。
保護者の方へ。提出の通知が来たら、まず一息で大丈夫です。今夜、作品の粗を並べなくていい。子どもが「誰かの失敗」を家で繰り返していないか、だけ少し見てあげてください。チームで立て直した話を、本人が言えるなら、それで十分に財産です。
マイクラカップで学んだのは、建築だけではない
ワールドの建物は、目に見えます。見えない側に、今年の本体があります。
協働。声をかけて、席を動かす。責任感。自分の担当が空いていると、全体が止まる。コミュニケーション。締切の日付を、一度口に出す。問題解決。壊れた範囲を先に測る。時間管理。全部はできない、を認める。役割分担。決め直す勇気。失敗からのリカバリー。止まった手を、戻す。
デジタル教育の成果を、アプリの名前で測ると、今年の夜は説明しにくいです。トラブル対応と、仲間との協力と、やり切る力。言葉にすると堅い。現場は、付箋と、短い会話です。沖縄マイクラ部の日常は、きれいな発表会の写真より、こちらの机に近い。
第7回マイクラカップでは、沖縄地区最優秀賞のあと、全国大会(東京大学会場)でTBS賞を受けたチームを指導しました。賞の再現は約束しません。覚えているのは、地区の前に「この広場、意味伝わる?」と資料を直した週です。今年の締切直前も、同じ種類の筋肉でした。一次記録は 第7回マイクラカップ全国大会の記録 にあります。
クロスウェーブが、コンテスト参加を大切にする理由
普段の教材だけだと、失敗はリセットしやすい。ワールドをコピーし直す。レッスンの終わりに、きれいにする。それは入口として大事です。足りないのは、本番です。締切がある。提出ボタンがある。仲間の担当が、自分の画面に影響する。発表の相手が、教室の外にいる。
マイクラカップは、その束が一度に来ます。チーム制作。探究学習。デジタルものづくり。プログラミング教育の「考える・試す・直す」が、提出という出口を持つ。だから、クロスウェーブはコンテスト参加を、行事の飾りにしていません。教材の延長です。うまくいく週だけを残すと、教育の半分が消えます。
Road To マイクラカップ in 沖縄は、調査から発表までの型を、沖縄から体験する入口です。今シーズンの提出が終わったあとも、入口は残ります。教育版マインクラフト体験会・夏休み自由研究とRoad To マイクラカップの案内 と、マイクラカップ 沖縄|参加メンバー募集・体験会案内 からたどれます。
ここから、審査へ
結果は、まだ出ていません。出る前に残しておきたいのは、過程です。壊れた。間に合いそうになかった。日付を読み違えた。それでも、チームで洗い出して、分担して、提出した。完成作品だけでは見えない価値は、そこにあります。
振り返りは、責めの会議にしない。うまくいった点。危なかった点。次の締切で先に口に出す日付。子ども本人の言葉で、短くてよい。保護者が美文に整えると、次の発表で本人が詰まります。宜野湾プログラミングコンテストなど、別の出口へ発想を移す子もいます。ワールドそのものは、そちらの提出対象ではありません。発想は、移せます。
活動の続きは 沖縄マイクラ部の活動レポート にも残していきます。提出できた、で記事を閉じない。審査の途中も、机の上は続きます。
遊ぶ側から、つくる側へ
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」は、マインクラフトを遊ぶだけの場所ではありません。教育版マインクラフト、Scratch(スクラッチ)、MakeCode、Python、ロブロックス(Roblox)、AI、動画編集、ゲーム制作。入口は好きでいい。その先で、自分でも作る。公開する。締切のある一本を届ける。遊ぶ側から、つくる側へ、が方向です。
小学生も、中学生も、高校生も、見学からで大丈夫です。マイクラカップに今年間に合わなかった子も、遅れではありません。今回の4チームが持ち帰った「どうする?」は、次の作品でも使えます。月謝は8,800円の通い放題です。曜日やオンラインの組み合わせは、最新をLINEで確認してください。
宜野湾市伊佐の教室へ来る途中で、伊佐の空を見て「今日は提出の翌日だな」と思う朝があります。大げさな話ではなく、息を吐いた朝です。よかったら、一度のぞいてみてください。マイクラが好き。ゲームを作ってみたい。プログラミングに挑戦してみたい。どれか一つでも引っかかったら、十分です。
活動の入口は 沖縄マイクラ部プログラミングスクール クロスウェーブ【宜野湾・うるま】 です。教室の場所は、教室へのアクセス(minecraft-okinawa.com) でも確認できます。見学だけでも構いません。お気軽に。
大変だった。でも、これもマイクラカップです。提出はゴールではない。ここから審査です。トラブルの夜に、「どうする?」へ動いた手つきの方が、私には長く残ります。
今すぐ、LINEから無料体験を予約できます。「見学だけでもいいですか?」という問い合わせも大歓迎です。まずは一度、教室の雰囲気を体験しに来てください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」 代表:鈴木 孝昌 (Google/Meta本社招待・政府PM・日本ソフトウェア大賞・マイクラカップ沖縄地区最優秀賞・TBS賞) 運営母体:株式会社WEVA(沖縄AI勉強会 WEVA)|沖縄ホームページ制作工房WEBCRAFTS 沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F 毎週土曜(うるま市)・日曜(宜野湾市)活動中|教育版マインクラフト体験会 受付中 (c) 2012-2026 WEVA. All Rights Reserved.








