
平日の宜野湾、放課後の机で、同じお願いが続きました。「ドア、スイッチで開けたい。」「コマンドで、犬出したい。」建築や冒険で満足している子もいます。その隣で、動かしたい、という声が強く出ていました。
なので、平日コースの時間に、レッドストーンとコマンドブロックの講座を置きました。今、その子たちはかなり楽しんでいます。ランプが点いたときに声が上がる。命令が通ると、隣の席を呼ぶ。動かない日は、線と文字を一緒にたどって、直したあとでまた笑う。遊んでいる顔のまま、仕組みの側に足が出ています。
沖縄マイクラ部.jp は、活動の紹介と記録のサイトです。単発のワークショップとして、何を作り、申し込みをどうするかは、マインクラフトでレッドストーンとコマンドブロックを学ぶワークショップ に厚く書いています。今日の記事は、平日に通っている子たちのリクエストと、教室で起きている手触りの記録です。
平日コースは、宜野湾の火曜と水曜です
平日クラスは、火曜日と水曜日の放課後です。学校が終わってから18時30分まで。会場は宜野湾だけで、うるまと北谷では、この火曜・水曜の平日クラスは開いていません。名称は放課後マイクラ部です。正式には、放課後マイクラ&デジタル&ゲームクリエイター部、と呼んでいます。案内のページは 放課後マイクラ&デジタル&ゲームクリエイター部 です。
通っている子は、マインクラフト(マイクラ)だけではありません。Scratch、MakeCode、Roblox(ロブロックス)、Python、動画のなかから、その子が作りたいものを選びます。レッドストーンとコマンドブロックは、その棚の一つとして、リクエストが強かったので前に出しました。毎週、全員が回路だけをやる日、にはしていません。やりたい子が、その時間に深く入る、という置き方です。
リクエストは、「動かしたい」でした
教室のマイクラ好きは、一種類ではありません。家をきれいに作りたい子。洞窟に潜りたい子。友だちと街を広げたい子。そのなかで、平日の子たちから強く出たのは、動くものを自分で作りたい、というお願いです。
建築が好きな子に、論理回路の名前から入ると、目が泳ぎます。「このドア、スイッチで開けたい」と言うと、線をつなぎ始めます。「犬をいっぱい出したい」と言う子は、コマンドブロックの方が早いです。好きを消して教材に合わせる、ではなく、好きを分解して講座にしました。
遊ぶ子から、創る子へ。入口は、まだ遊びの言葉です。スイッチ、犬、テレポート。そこから「どこまで信号が来たか」「どの文字が違っていたか」に変わるのが、平日の机で見ている変化です。
レッドストーンは、線をたどる学びです
レッドストーンは、マイクラの中で電気みたいな信号を運ぶ仕組みです。コードを一行も書かなくても、押したところと、動いたところを体で確かめられます。
平日の子たちが先に触っているのは、ランプ、ドア、踏むと動く床、くらいの範囲です。自分も隣の席も驚かない仕掛けに留めています。いたずらで壊す装置は作りません。
動いたあとに聞いているのは、「押したから開いた」の次です。線はどこを通ったか。途中で切れていないか。一段下を通っていて、見た目だけつながっていないか。ここが言えると、ゲームの画面が、原因を探す練習に変わります。
名前の暗記は急かしません。両方のスイッチを押したときだけ開くドアを作った子は、あとから AND という言葉を足せば足ります。先に言葉を並べても、手は動きません。
コマンドブロックは、文字で頼む学びです
コマンドブロックは、命令を書いておく箱です。チャットに打つ命令と同じ仲間で、スイッチやレッドストーンの信号で、何度でも実行できます。
平日の子たちが喜ぶのは、アイテムが出る、短いメッセージが出る、犬やネコが出る、指定した場所へ飛ぶ、あたりです。魔法の呪文として覚えさせる回にはしていません。スペースが一つ違うと止まる。座標がずれると、別の場所に飛ぶ。その直し方が、プログラミングの書き方の約束に近い、と自分は見ています。
キーボードが速くなくて大丈夫、とは最初に言っています。速さより、一行を読んで、どこが違っているかを見ます。
二つがつながると、部屋の空気が変わります
熱くなるのは、だいたい組み合わせのときです。レッドストーンのスイッチを押す。信号がコマンドブロックに届く。ドアが開いて、メッセージが出る。回路と文字がつながると、「自分で仕掛けを設計している」顔になります。
一方だけでも、その日の成果にしています。信号で動いた、と言えればレッドストーンの日です。命令で動いた、と言えればコマンドの日です。両方まで届かない子を、遅れ、とは呼びません。
失敗して直す時間が、本体です。レバーは倒しているのにドアが動かない。コマンドは打ったのに何も出ない。子どもが「おかしい」と言って、自分も「そう見えるよね」と一度認める。そのあと、線をなぞる。命令を一行ずつ読む。切れている場所が見つかると、部屋が一気に明るくなります。この順番は、プログラムのエラー直しと同じです。
保護者の方に見てほしいのは、完成写真の手前です
家に帰ったあと、作品のきれいさより、次の三つが残っているかを見てもらえると助かります。
なぜ動いたか、を一言言えるか。動かないとき、もう一回線や文字を見るか。次に作りたい仕掛けを、自分から言えるか。「自動ドアの次は、踏むと開く床」「次はテレポート」まで出ると、好きが次の問いになっています。
正解を先に言ってしまうと、子どもの切り分けが止まります。「ここまでは来てる?」「この文字、合ってる?」と聞くだけで十分です。
自由研究に厚くする話は、マインクラフトのレッドストーンで夏休みの自由研究 にあります。平日コースは、その入口を放課後の繰り返しにしている、という関係です。
単発のワークショップとは、置き方が違います
平日コースは、火曜と水曜に宜野湾へ来る子の時間です。体験の一日として、レッドストーンとコマンドブロックを短時間で触るワークショップも、別の案内で出しています。日時、定員、参加費は回ごとに変わるので、この記録では断定しません。最新は公式LINEと、公開記事の案内を見てください。
体験で空気を見て、平日も通いたくなった、という入り方もあります。逆に、平日の子が「もっと仕掛けを作りたい」と言って、単発の回にも顔を出すこともあります。どちらが先でも構いません。
月謝や空きは、公開ページとLINEの案内が新しいです。北谷の講座は、この平日クラスとは別枠です。
よく聞かれること
建築しかしたことがなくても、入れますか
入れます。ドアをスイッチで開けたい、からで足ります。回路の名前は、動いたあとに足します。
コマンドを打ったことがなくても大丈夫ですか
大丈夫です。短い一行から入ります。スペルとスペースで止まる日が、いちばん学びになります。
うるまや北谷の平日にも、同じ講座はありますか
火曜・水曜の平日クラスは、宜野湾だけです。うるまと北谷は、土日を中心にした講座の案内を見てください。行き方は 教室へのアクセス です。
ゲームばかりにならないですか
遊ぶ時間は残します。そのうえで、動かない理由を自分の言葉で言えたところを、その日の成果にしています。遊ぶだけで全部が勉強になる、とは見ていません。直して、動いて、説明できたときに、学び側に足が出ます。
自分からひとこと
正直、リクエストがここまで回路と命令に寄るとは、最初はそこまで読んでいませんでした。建築の上手さを褒めているうちに、子どもたちの方が先に「動かしたい」へ行っていた、という感じです。
デジタル技術で未来を創る力は、派手な装置の完成写真より、線をたどって、文字を直して、もう一度動かす手触りに近い、と自分は思っています。平日の宜野湾で、その手触りを繰り返している子たちが、今はいちばん楽しそうです。
活動のトップは 沖縄マイクラ部 、教えている自分のことは すずきたかまさ(鈴木孝昌)プロフィール に書いています。
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